「震災学習スタディツアー2024」を開催
女川いのちの広場にて
支縁~いつまでも忘れず、語り継ぐ
大发888体育_dafabet唯一官方网站-老虎机|游戏では、東日本大震災の発生した2011年から毎年、宮城県での復興支援ボランティア活動を行ってきました。
2020年度まで「宮ボラ」と称してきましたが、以降は「震災学習スタディツアー」と名称を改め、現地踏査と伝承をテーマに取り組んでいます。
通算13回目となる2024年度の「震災学習スタディツアー」は、『支縁~いつまでも忘れず、語り継ぐ』をテーマに、2月11日~13日の2泊3日で開催、学生30名が参加しました。東日本大震災から13年11ヶ月の月命日を、訪れた宮城で迎えました。
この大災害があったこと、その災害で多くの方々が日常を奪われたこと、そして微力でもこれまでのご縁を受け継ぎながら「語り継ぐ」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。年に1回わずか3日間の活動にすぎませんが、参加してきた学生たちはより多くを学んできたようです。
このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。
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2020年度まで「宮ボラ」と称してきましたが、以降は「震災学習スタディツアー」と名称を改め、現地踏査と伝承をテーマに取り組んでいます。
通算13回目となる2024年度の「震災学習スタディツアー」は、『支縁~いつまでも忘れず、語り継ぐ』をテーマに、2月11日~13日の2泊3日で開催、学生30名が参加しました。東日本大震災から13年11ヶ月の月命日を、訪れた宮城で迎えました。
この大災害があったこと、その災害で多くの方々が日常を奪われたこと、そして微力でもこれまでのご縁を受け継ぎながら「語り継ぐ」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。年に1回わずか3日間の活動にすぎませんが、参加してきた学生たちはより多くを学んできたようです。
このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。
活動報告書はこちら
活動報告書は、2025年4月の公開を予定しています。
1日目 名取市閖上地区
初日は、名取市閖上の現地踏査からスタート。大发888体育_dafabet唯一官方网站-老虎机|游戏では震災のあった年から、名取市の閖上(ゆりあげ)地区を訪問し続け、仮設住宅の時代から閖上の住民の方々との交流を続けてきました。今回は閖上中学校で犠牲になった生徒たちの名が刻まれた慰霊碑から、復興住宅の建つ新しい閖上の街を歩きました。
その後、閖上日和山で長沼俊幸さん(閖上中央自治会長)のご案内で、閖上日和山や名取市震災メモリアル公園を訪れましたが、あまりの冷たい風に、予定より早く「一般社団法人閖上の記憶」に移動し、学びを深めました。「災害は終わらないんだ。十数年経って新しい街ができても、俺たちの心の中では続いてるんだよ。だから忘れないでほしいし、語り継いでほしい」とお話しくださいましたが、それこそが「支縁」をうたう大发888体育_dafabet唯一官方网站-老虎机|游戏が震災学習で紡いできたことの意味なのだと思います。
その後、閖上日和山で長沼俊幸さん(閖上中央自治会長)のご案内で、閖上日和山や名取市震災メモリアル公園を訪れましたが、あまりの冷たい風に、予定より早く「一般社団法人閖上の記憶」に移動し、学びを深めました。「災害は終わらないんだ。十数年経って新しい街ができても、俺たちの心の中では続いてるんだよ。だから忘れないでほしいし、語り継いでほしい」とお話しくださいましたが、それこそが「支縁」をうたう大发888体育_dafabet唯一官方网站-老虎机|游戏が震災学習で紡いできたことの意味なのだと思います。
閖上プラザの慰霊碑にて
閖上日和山で長沼俊幸さんからお話を伺う
2日目 女川町、石巻市
2日目は、まず女川町に向かい、「一般社団法人健太いのちの教室」の田村孝行?弘美ご夫妻からお話しを伺いました。
田村さんご夫妻からお話しを伺うのは、今回が4回目。復興工事が進み、震災前の町並みとは大きく異なりますが、亡くなられた健太さんたちを慰霊する慰霊碑は「女川いのちの広場」に移されました。企業防災のお話し、そして息子さんを亡くされた田村さんご夫妻のお話には、多くの学生が涙しながら耳を傾けていました。
(当日はNHK仙台放送局の取材も入り、翌日朝のニュースで放送されました。)
午後は、石巻市門脇?南浜地区を訪問し、日和幼稚園の管理下で長女の愛梨さんを失った、佐藤美香さんからお話しを伺いました。
当日の地震のこと、「いってらっしゃい」と朝送り出した愛娘をご遺体で見つけられたときのこと、そして将来に向けたメッセージなどを、実際に園バスが通ったコースを歩きながら学ばせていただきました。
田村さんご夫妻からお話しを伺うのは、今回が4回目。復興工事が進み、震災前の町並みとは大きく異なりますが、亡くなられた健太さんたちを慰霊する慰霊碑は「女川いのちの広場」に移されました。企業防災のお話し、そして息子さんを亡くされた田村さんご夫妻のお話には、多くの学生が涙しながら耳を傾けていました。
(当日はNHK仙台放送局の取材も入り、翌日朝のニュースで放送されました。)
午後は、石巻市門脇?南浜地区を訪問し、日和幼稚園の管理下で長女の愛梨さんを失った、佐藤美香さんからお話しを伺いました。
当日の地震のこと、「いってらっしゃい」と朝送り出した愛娘をご遺体で見つけられたときのこと、そして将来に向けたメッセージなどを、実際に園バスが通ったコースを歩きながら学ばせていただきました。
田村さんご夫妻からお話を伺う
石巻市南浜の幼稚園慰霊碑で佐藤美香さんからお話を伺う
3日目 福島
東日本大震災を振り返るためには、福島県で起きた原子力発電所の事故の話を避けることはできません。
3日目は、千葉に戻りながら、福島県内の施設を3ヶ所訪問して学びを深めました。
まずは浪江町の「震災遺構?浪江町立請戸小学校」。被災当時のままの教室が一部保存された遺構です。冷たい雨風が吹き付ける中、あの日も同じように寒い中で子どもたちが避難したことに思いをはせました。
続いて訪問したのは、双葉町の「東日本大震災?原子力災害伝承館」。隣地には放射線汚染土の中間保存施設が拡がります。地震や原発の事故、そして見えない放射線からの避難などを時間をかけて学ぶことができました。
今年度のスタディツアー最後の訪問地は、三春町の「コミュタン福島」。伝承館同様に原発事故のことも学べますが、さらに科学的な側面からの学びや環境問題などを理解し、環境の回復と創造への意識を深めることに重点が置かれていました。
帰路のバス車内では、恒例の感想発表大会。感想だけでなく、一人ひとりの深い思いやこれからの自分に向けた決意表明が沢山含まれ、本学のこの取組が今年も実現できたことの意義深さを、再確認しました。
3日目は、千葉に戻りながら、福島県内の施設を3ヶ所訪問して学びを深めました。
まずは浪江町の「震災遺構?浪江町立請戸小学校」。被災当時のままの教室が一部保存された遺構です。冷たい雨風が吹き付ける中、あの日も同じように寒い中で子どもたちが避難したことに思いをはせました。
続いて訪問したのは、双葉町の「東日本大震災?原子力災害伝承館」。隣地には放射線汚染土の中間保存施設が拡がります。地震や原発の事故、そして見えない放射線からの避難などを時間をかけて学ぶことができました。
今年度のスタディツアー最後の訪問地は、三春町の「コミュタン福島」。伝承館同様に原発事故のことも学べますが、さらに科学的な側面からの学びや環境問題などを理解し、環境の回復と創造への意識を深めることに重点が置かれていました。
帰路のバス車内では、恒例の感想発表大会。感想だけでなく、一人ひとりの深い思いやこれからの自分に向けた決意表明が沢山含まれ、本学のこの取組が今年も実現できたことの意義深さを、再確認しました。
請戸小学校
コミュタン福島
今回の宮城訪問で、ご対応いただいた多くの皆様から「バトンは皆さんにお渡しします」という言葉を受け取った学生たち。未来に向けてそのバトンをどう活かすのか、またバトンを次に誰にどう受け継ぐのか、学ぶことの多い3日間になりました。
大发888体育_dafabet唯一官方网站-老虎机|游戏の「震災学習スタディツアー」は、様々な人たちとの「支縁」で成り立っています。参加できたこと、出会えたこと、見聞を広げられたことに感謝し、「語り継ぐ」実践を続けていってほしいと思います。
今年度のスタディツアーでも、実に多くの皆様のお力添えで、学びを深めることができました。深く御礼申し上げます。
(地域連携センター)
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今年度のスタディツアーでも、実に多くの皆様のお力添えで、学びを深めることができました。深く御礼申し上げます。
(地域連携センター)