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【教員執筆著書】『善い学びとはなにか <問ほぐし>と<知の正義>の教育哲学』(国際学科 佐藤邦政准教授)


※許可を得て掲載しています。

国際学科の佐藤邦政准教授が、著書『善い学びとはなにか <問ほぐし>と<知の正義>の教育哲学』(新曜社)を出版しました。

学びには様々な形態があります。例えば、大学のゼミで政治経済の知識を活用して地元商店街の活性化方法を考えるかもしれませんし、部活動や音楽教室で楽器の弾き方を習うかもしれません。学び方にも、学校の友人や会社の同僚との議論を通じて知識を発見する、図書館で関連書籍や資料を調べるなど、様々な方法があります。

本書では、「学びとは何か」、「どうして価値があるのだろうか」という問題について哲学し、それらを問答(questioning)という形態から考えます。問答とは、知識の生産?獲得や理解の深まりを目指して、問いという形で考えていく実践を言います。ソクラテスの問答や寺子屋をヒントに私たちが求める認識的な善の定義を探究し、あるべき<問いほぐし>の実践を提唱します。社会における知についての不正義を減らし、我々が<学び人>へと変わるための哲学を求めた提起の書です。

『善い学びとはなにか <問ほぐし>と<知の正義>の教育哲学』
著者:佐藤邦政
発行:新曜社(2019年11月)
定価:2,400円(税別)
詳細はこちらをご覧ください。