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“世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。” -株式会社ZOZOによる講義-


「キャリア基礎開発Ⅲ」の授業では、学生の業界研究や企業研究の一環として、企業の方々から直接お話を聴く機会を設けています。11月2日の第6回では、千葉県を代表する企業である株式会社ZOZOのフレンドシップマネージメント部から4人の特別講師をお招きしました。同社が大学で行う講義としては初となる今回は、会社の歴史や理念、事業内容などについてお話いただきました。企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の意味や、株式会社ZOZOの魅力を探っていきたいと思います。

株式会社ZOZOの紹介

スライドを使って"ZOZO"の由来や仕事の内容を紹介

株式会社ZOZOは1998年に設立され、現在はファッション通販サイトZOZOTOWNをはじめ、ZOZOCOSMEなどの専門モールの運営のほか、計測技術を活用したZOZOSUITやZOZOGLASSなどのオンラインでの買い物をより便利にするツールの開発など各種サービスを幅広く展開しています。“ZOZOTOWN”の名称は「想像と創造の行き交う街」というコンセプトの、想像(SOZO)と創造(SOZO)のそれぞれ後ろの2文字に由来します。

また、ZOZOには「誰もやっていないことをする」という文化があるそうです。2000年から開始されたインターネットを通じた洋服の販売は、当時では画期的なアイディアでした。他に先駆けてファッション通販サイトを立ち上げたことは、“ZOZO”の由来 (想像する?創造する)とも通じる好事例であり、現在は日本最大級の規模に発展しています。2021年には本社を千葉市稲毛区に移転しました。

事業?部署紹介

商品の納品から発送まで流れ

ZOZOTOWNには、現在、1500以上のショップ、8400以上のブランド、83万点以上のアイテムが掲載されています。また、毎日、2900点以上の新商品がサイト上に掲載され、多くの利用者を集めています。私たちが普段知ることのない事業運営についてもお話いただきました。

事業は、物流を扱う部門、商品を扱う部門、集客を行う部門、サイト構築などを行うエンジニア部門などにより運営されています。特徴的なのは、自分たちで作る”DIY精神”です。新しい商品の企画やマーケティング、サイトの改修や各種デザインなどを社員の皆さんが自らの手で行っているそうです。ここにも、自分たちで想像と創造を行う、“ZOZO”の精神が現れています。

ZOZOTOWNに出店するブランドは、ZOZOBASEと呼ばれる倉庫に商品を納品します。倉庫では、商品の検品や保管のほか、採寸や撮影も行います。ブランドによってサイズ表記と実寸サイズが異なり、統一的なサイズ表示が必要となるためです。モデルが実際に着用しているイメージと合わせて掲載することで、利用者の利便性を高めています。顧客の問い合わせに親身に対応するカスタマーサポートの活躍や社員の皆さんの仕事への思いなどが動画で紹介されました。

世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

フレンドシップマネージメント部の講師の皆さん

今回の講義で特に印象的だったのは、講師の皆さんが会社や仕事について話をする時の生き生きとした様子です。自社のカルチャーを愛し、やりがいのある仕事に一途な姿を「カッコいい」と感じた学生も多いでしょう。一体感のある家族的な社風からは、笑顔のある職場の様子が伺われます。企業理念は、社員一人ひとりによって体現されていました。そして、フレンドシップマネージメント部は、出前授業や地域での活動などを通じて社内外にこれを発信しています。

熱心に聴き入る学生たち

聴講をした学生には、4年次の就職活動でどのように業界研究や企業研究を行うか、貴重な視点が示唆されました。会社の業種や業態、立地や規模などに加え、企業理念への共感、職場の活気なども重要でしょう。本講義をきっかけに、学生の皆さんが卒業後の進路についてより深く研究していくことを期待します。

講義にご協力くださった株式会社ZOZOと講師の皆さんに厚く御礼申し上げます。
報告:キャリアセンター、IR?広報室