【イチオシゼミ！】「研究計画書」の発表 佐竹ゼミ3年生(専門演習Ⅱ)
経営学科の佐竹恒彦准教授の3年生ゼミでは、「地域社会における問題解決につながる事業創造や起業」について学んできました。12月20日(月)は、来年の春、4年生に進級予定の学生たちが、卒業論文?卒業研究の計画について発表を行いました。2名の学生の発表を紹介します。
旧車部品の販売を支援するECサイトの研究
研究計画を発表するY. Aさん
Y. Aさんは、旧車部品の販売を支援するECサイト(インターネット上で商品を販売するサイト)の運営に関心を持っています。旧車とは、一般に製造から何十年も経った車のことをいいます。ヴィンテージカーやクラッシックカーなどと呼ばれることもあり、多くの台数が販売される中古車よりも希少性の高いものです。故障等で部品の交換が必要になった場合に、販売者から交換部品を購入する必要があります。
数少ない旧車の交換部品は、専門の販売会社から購入しますが、希少性に目を付けた転売者による買占めが行われる場合があります。本当に必要としている旧車ユーザーは、転売者から通常よりも高い金額で購入しなければならず、好ましい状態ではありません。これを問題と考え、旧車部品の販売を支援するECサイトの運営を実践的に研究することを考えました。
数少ない旧車の交換部品は、専門の販売会社から購入しますが、希少性に目を付けた転売者による買占めが行われる場合があります。本当に必要としている旧車ユーザーは、転売者から通常よりも高い金額で購入しなければならず、好ましい状態ではありません。これを問題と考え、旧車部品の販売を支援するECサイトの運営を実践的に研究することを考えました。
旧車部品の販売を支援するECサイトの研究
既にECサイトを開設しており、旧車部品の販売会社や旧車ユーザーへのインタビューとアンケートも実施しています。4年次の研究では、同じ分野で過去に行われている研究や裏付けとなる資料を調べ、様々な条件や環境のもとでも成り立つ理論となるよう磨きをかけていきます。
ただで乗れる車はビジネスとして有用か
研究計画を発表するD. Mさん
D. Mさんは、若者の車離れに問題意識を持ち、車の運転経験者を拡大するために、レンタカーの利用料金を無料化するビジネスモデルを考えています。車内にあるカーナビに広告を出すことで、レンタカー会社は広告主から利用料金に代わる広告収入を得ることができるというものです。
主なターゲットを25歳以下と定め、レンタカー会社へのインタビューや潜在ユーザーへのインターネットを通じたアンケートなどを行いました。ここで、カーナビに広告を出すことは技術的に可能であることや、車の所有経験や購入資金の調達方法などについて基礎的な情報を集めました。
主なターゲットを25歳以下と定め、レンタカー会社へのインタビューや潜在ユーザーへのインターネットを通じたアンケートなどを行いました。ここで、カーナビに広告を出すことは技術的に可能であることや、車の所有経験や購入資金の調達方法などについて基礎的な情報を集めました。
検討しているビジネスモデル
既存のレンタカー会社に対抗して新ビジネスを考えるのか、レンタカー会社と共同してビジネスの普及?拡大を図るのかなど、多くの検討事項が残されています。ビジネスモデルの実現の可能性をさらに検討していくことが課題となりなります。
4年間の集大成
4年次の卒業論文?卒業研究は、4年間の学修の集大成として取り組むものです。経営学の知識を活用するだけでなく、仮説と検証方法、必要となるデータや調査方法など、様々な点から検討を行うプロジェクトです。「何をどのように明らかにしたいか」をじっくり考え、自分の理論を他者に納得させるためのたくさんの準備が必要です。ゼミ生の今後の精力的な取り組みと来年の大きな成果に期待しましょう。
報告：IR?広報室
報告：IR?広報室